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2011_06
21
(Tue)07:00

気配を消す?「縮地法」

先の「縮地法という術について」では 
「1.長い距離を少ない歩数で接近して瞬時に相手との間合いを詰める技術」 として
一歩で2.5m接近する術を紹介いたしました。  (記事のページは こちら )


今回は「縮地法」の一つ
2.近づいている事を気付かせない移動法等で「瞬時に接近する」技術 について

比較的近い間合いで、打つか打たれるかというピリピリとした緊張感の中
相手に悟られずにいつの間にか間合いをつめるというものです。


健心流では「気配のない動き」によってそれを行います。

まず、気配のある動きというのはどんな動きのことでしょう?

図のように上から玉が板に跳ね返りながら落ちたとします。
250.jpg
「通常の自由落下運動」
(加速=徐々に早くなる動き)
人間がこれを見たとき自然界の
自由落下の動きとして認識し
極めて無機質な動きとして捉え
気配のない動きとして感じます。



しかし先の映像を逆再生すると
自由落下逆
「自由落下 逆再生」
(重力に反発する動き)
下からボールがピョンピョンと
上がって行く様子はまるで
ボールが活きて意思を持って
いる様にさえ見え
気配のある動きとして感じます。



人間はかつて他の動物から身を守る、あるいは獲物を見つける
という必要に迫られ、生物の動きに敏感に反応するようになりました。

即ち「重力に反発する運動のあるもの=生物」として学習したのです。

自由落下で落ちるものはあまり意識に上らず
重力に対し拮抗速度の在る動きに対しては
本能的に生き物を感じ敏感に反応してしまうのです。

以前、宮崎駿(みやざきはやお)監督の描く映画のアニメの人物が
生き生きとした動きで描かれていることについて
テレビで解説がありました。
描く子供や動物の重心が重力に対し拮抗して跳ねるように動くから
生きているように見えるということでした。


つまり気配のある動きというのは
思い切り床をけって跳び進むような、いかにも生物的な動きで
重力に拮抗する動きや、動き出しに重力ではない加速力を感じる動きのことです。

では、気配のない動きというのはどんな動きでしょう?
自らが動くのではなく風に木の葉が押し進められるような
無機質な動きで、動き出しは自由落下や慣性で動く等速度のような動きです。


健心流では気配のない動きを歩法に取り入れ 
近づいている事を気付かせないで接近する「縮地」の術があります。
気配1

気配2


関連動画:こちら 「突き蹴りの間合の縮地法」(短い距離で気配を消して近づく方法)
関連動画:こちら 「気配を消して近づく」
関連動画:こちら 「近い間合いをいっきに近づく縮地法」
関連動画:こちら 「縮 地 法」 距離2.0mアニメーション(肘打ち)
「縮地法」の関連記事は : こちら